課題はすべて洗い出せ。しかし、取り組む対象は必ず絞り込め。
改革の対象は本当に大事なポイントだけに絞り込まなくてはならない。
改革を行うとき、関連する課題はすべて洗い出しておくのが鉄則である。
課題把握が漏れていると、解決策もまた不完全になり、後から無理に取り組みを付け足すことになったり、最悪の場合、課題定義からやり直しとなってしまうからである。
しかし、間違ってもそうして洗い出した課題を同時並行的に、一気に片付けようとしてはならない。本当に重要な業務課題が片手間程度で簡単に片付くことは有り得ない。改革に必要なモメンタム(勢い)を維持できないまま、すべてが中途半端に終わってしまうのがオチである。
もちろん業務改革リーダーをどの程度アサインできるかによって、取り組める範囲はことなってくる。しかし少なくとも、取り組むべき課題に優先順位をつけること、また、取り組み時期をスケジューリングすることの必要性は常に変わらない。
課題はすべて洗い出せ。その上で、取り組むべきべき課題を絞り込め。
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